ギガンジュームと昔話
- 2017.06.13 Tuesday
- 23:15
5月の下旬までは30度近い気温になり、早く半袖になりたい!と思っていたのですが、6月に入り衣替えの季節になったとたん急に気温が下がりました。
こちら新甲子も半袖では肌寒いくらいです。
さて、いつも素敵なお花を届けてくださる阿部さん。昨年もたくさんのお客様をお出迎えしてくれた『ギガンジューム』を今年もたくさん届けてくださいました。それはそれは美しい姿で今日もお客様をお出迎えしております。
『ギガンジューム』はとっても仲良しなんです。花同士を近づけるとくっついて離れなくなるのです。そこを利用して器用なスタッフが可愛いミッキーを作りました
阿部さん、いつも素敵なお花をありがとうございます。いらっしゃるお客様が皆様口々に「素敵なお花ね〜」と声をかけてくださいます。生産者の方々の愛情を感じます。
そして館内には当館会長手づくりの山野草の寄せ植えがございます。
癒しのひと時を過ごして欲しいとの会長の思いが込められております。ご来館の際は是非ご覧になってくださいませ。
毎日素敵な出会いがございます。
本日は日帰りコースのお客様と昔懐かしいお話をさせて頂きました。
私の家は自営業の為、子供の頃はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に過ごす時間が長く、よく昔話を聞かせてもらいました。
戦争の話しや子供の頃のおやつの話しやいろんな知恵も。今でも昔話が大好きです。
今日お客様とお話したのはイナゴやドジョウ、なまず、当薬のお話。
私が中学生だった頃、イナゴ捕り大会がありました。皆で一斉にイナゴを捕り、収穫したイナゴを販売します。
昔はよくイナゴの佃煮を食べたものでした。今はそのまま虫の姿で「イナゴが見てる」様な感じでなかなか食べないかもしれませんが、子供の頃は何処の家でも食べていたと思います。味は甘くカルシウムといった感じです。夏の花火大会を田んぼの土手に腰かけて見ているとよくイナゴが跳んでいました。最近では農家の方もあまりイナゴを見なくなったと話していました。
イナゴ採りは手ぬぐいを袋状に縫い合わせ、そこに空き缶の上下を開けて筒にしたものをゴムで閉じその中にイナゴを入れていきます。重さを量り、少ない時はまた捕りに行かなければいけない為、中にはカエルを入れたり、バッタを入れてる人もいました(笑)
そしてドジョウの話。昔はウナギやなまずも捕れたそうです。
よくドジョウの唐揚げや卵とじにしていただきました。
忘れられないのは学校から帰って誰もいないはずの台所からぴちゃぴちゃと音がして、鍋のふたを開けると土壌がうにょうにょしてビックリしたのを覚えています。どじょうはきれいな水で泥を吐かせ、元気なのでお酒を入れて酔わせるんだと聞きました。
昔はナマズも囲炉裏で焼いて食べたそうです。
お客様から教えていただいた「とうやくー当薬ー」。
昔はこの当薬を乾燥させ、粉末にして煎じて飲むと胃薬になると聞きました。
調べてみると当薬とはセンブリの事でした。
昔は今のように何でもある時代ではなかったので薬も栄養も自然界からいただいたのですね。
生活しておりますと自然の中の生き物と共存しているなとつくづく感じます。
最近は山が削られ動物たちの餌がなくなり、里に降りてきて餌を探し求めていてあちこちで熊のニュースを耳にします。
人間もいずれ自然界に返るのですから自然は残しておきたいですね。
新甲子は日光国立公園内に指定された自然豊かな場所です。
是非自然の景色と温泉で癒されにお出かけくださいませ。
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