• 2019.03.08 Friday
  • 21:00

年が明けてから早いもので3月です。

久しぶりの投稿となりました。

 

1月6日に私の実母が急逝いたしました。

前日にお年賀のご挨拶に家族で顔を見に行ったばかりでした。

ただただ悲しみに打ちひしがれておりました。

 

そのような中支えになってくれたのが家族であり、友人、スタッフ、母のご友人、お客様、周囲の皆さんでした。

 

この度は他生のご縁で繋がりましたご住職様とご家族の皆さまとの出会いにより助けられました。

ご縁とは本当に不思議です。

 

嫁いでからは実家も養鶏場で自営業という事もあり、なかなか帰省する事が出来ませんでした。どちらかというと母が姉妹やご友人と泊まりに来てくれる事の方が多かったです。

 

いつも笑顔で明るく前向きで、子供の頃悩みを抱えていた私は、どうして母はこんなに明るいのだろうと思ったこともあります。

仕事熱心で朝早くから夜遅くまで働き、一番最後に入るお風呂の中ではいつもこっくりこっくりしていたのを思い出します。

「お母さん!」というと「ふーんふーん♪」とあたかも寝ていませんよ〜と言わんばかりに歌を歌っているふりをしてまたこっくりこっくり。疲れていても不機嫌な顔も愚痴も言わない母でした。

 

私が熱を出して学校を休んでもお昼休みの時間に顔を見に来る程度であとは曾祖母が私の面倒を看てくれていました。

みかんをむいてくれたり、みかんがない時はみかんの缶詰や桃の缶詰を持ってきて食べさせてくれました。

 

鶏は人間と一緒で毎日ごはんも食べますし、卵も1日1個産みます。毎日餌を朝と夕に手でならしながらあげて、午後は卵とりです。ですから家を空ける訳にはいかず、家族揃ってお泊りに行ったのは私が覚えている限りでは2回ほどでした。

日曜日は従業員さんがお休みなので家族で卵取りをします。特売が入っている時は夜わりと言って夜家族で卵詰めの仕事をします。母が「20時から夜わりね〜」と声がかかると「え〜!ちょうど20時から見たいテレビがあったのに〜!」というと「じゃあ、あなたはやらなくていい!」と。そう言われると手伝いしないわけにもいかず皆で卵詰めをするのでした。そのような母をみて自営業は嫌だな〜と思っていました。そう思っていたのに私が嫁いだ先は自営業(笑)。ご縁なんでしょうね。

 

孫が出来てからは発表会の行事には必ず来てくれました。

いつも家族1番で心優しく、そして強い母のもとに生まれてこれたことを幸せだと思っております。

 

私はこのお仕事が大好きです。出会いやご縁もこのお仕事を通してたくさんございます。本当にありがたいです。

今までは遠く感じていた母が今は近くにいていろんな事を教えてくれます。

これからもご縁に感謝し、恩返しして参りたいと思います。

 

 

 

 

 

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